まず家族からは嫌がられます(笑)そのうち友達からも嫌われます(笑)

マジシャン 二村卓也

マジシャン。岐阜県出身。出かけたときは常にマジックのアイデア探しをする。そういった発想になる為に、毎日海外のマジシャンの映像を見たり、勉強することを心がけている。座右の銘は「日々努力」

僕はもともと人と話すことが苦手なんですが、同じようにそういう事が得意じゃない方もいると思います。何か自分が得意なこととか趣味だったりを、日々努力していくことが自信にもつながると思います。
それが僕にとってマジックだったので、皆さんもよかったらマジックを体験して自分らしさを見つけてほしいと思います。

今やっていることを信じて日々諦めずに毎日やっていくと、良いことがあると思います。

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プロマジシャンとしてテレビやイベントに多数出演し、次世代のマリックとして呼び名の高い二村卓也さん。
華々しい世界で活躍する傍ら、にじの特別イベントも担い、いつも驚きと歓声に包まれる空間を演出。
そんな二村さんの並みならぬ努力を重ねた過去、マジックを始めたきっかけや挫折、今後の展望をインタビュー。

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インタビュアー:にじ練馬スタッフ 石井

二村さんのマジックを目の前で拝見させていただき、間近で見てもタネがまったくわからず、ただただ驚愕したのですが、マジックを始めたきっかけは何だったのですか?

小学生のときマジック特番が多かったのですが、その時にセロさんやマリックさんを見たことがきっかけで始めましたね。そこから大学生になったときに大きく人生を変える出来事が起こり、自分が変わったことをやりたいなと思い始めたのがきっかけです。

僕も子供のころ、テレビでマリックさんのマジックを食い入るように見ていた記憶があります。大学時代の出来事がとても気になるところですが、当初憧れのマジシャンさん等はいらっしゃいましたか?

当時はいなかったのですが、今はマリックさんとお仕事をさせていただくことが多くあるのでマリックさんが一番憧れていますね。

マリックさんとお仕事されてるんですか?!かなりの練習量だったのでは?大変だったことはどんなことですか?

まず始めに、マジックはカードやコインやステージ等覚えるジャンルが無限大にあるなかで、どんなマジックをやっていくかを見つけるのが大変でしたね、どれから手を付けて何から始めてよいかほんと迷走していたと思います(笑)
練習に関しては、プロのマジシャンのマジックってテレビを見ながら手遊びでやるくらいの余裕がないと話にならない世界なので、オフの時もテレビを見ながらでも音楽を聴きながらでもとにかく家にいるときもひたすら練習ですね。

やはり始めは迷いながら、ひたすら訓練をされるんですね。僕は仕事から帰ったら漫画本をゴロゴロしながら読みたいです(笑)
マジシャンとしての活動を進めていく中で色々な出会いがあると思いますが、仲間や繋がりは出来ましたか?

そうですね、まず家族からは嫌がられます(笑)
そのうち友達からも嫌われます(笑)
ただ海外に行ったときに言葉がしゃべれなくてもパフォーマンスが出来るので、外国人の方と知り合う機会も多く、コミュニケーションが出来なくても繋がりは出来るし、会ったばかりなのに仲良くしてくれるっていう方も多いです。
ただ家族からは嫌われますよ、相当な練習相手にさせられるので(笑)

夢を追うって相当な覚悟が必要なんですね。最近のご活躍を見て反応は変わったのではないですか?

嫌がってた家族や友達も、マジックを見せると「おーーーっ」ってなって、喜んでくれるようになりましたね(笑)

努力が実った瞬間ですね!にじでマジックを披露するにあたってはどのような想いがありますか?

僕の想いとしては、一緒に楽しみ、皆さんでマジックを作り上げる、全員で協力してくれるような場を作って、少しでも脳を使って楽しめる場を作れたらと思ってます。
僕自身もプロのマジックを初めて見たとき、モヤモヤが吹き飛ぶような経験をしたことがあったので、僕のマジックを通して、ウキウキするような気持ちが芽生えたらいいのかなと思いますね。

その感覚大事ですよね!僕もモヤモヤしたときに、二村さんのYOUTUBEを見てウキウキを取り戻したいと思います(笑)披露した利用者さんの反応はどう思われますか?

やっていくうちに笑顔になる人もいれば、なんでだろうって不思議な顔をしてくれる人もいて、皆さんそれぞれ楽しみ方があると思うんですけど、そういう顔を見て、やっててよかったなと思いますね。

利用者さんやお客さんの笑顔が糧になるということですね。
人前で披露するにあたり、緊張されると思うのですが、気持ちのコントロールなど何かされてますか?

緊張はしますが人前に立っちゃうと、もうやるしかないので緊張はなくなりますね。

その中でも一番緊張されたのはどんな時でしたか?

知り合いから紹介された現場が一番緊張しますね。その相手の顔に泥を塗れないというプレッシャーがすごくあるので皆さんが楽しんでいただけるように、さらに気を付けていますね。

それは確かにものすごいプレッシャーですよね。僕もその責任感を見習いたいです。
今後にじで何かしたいマジックなどありますか?

この前思ったことが、マジック教室をしたら面白いんじゃないかなと思いました。
体験をしていただいて、練習する難しさやそれを乗り越えて人前で披露した時の喜びを味わってもらいたい。
人前に立ってプレゼンするっていう能力をつけることや、マジックを通じ良いコミュニケーションの一環になるんじゃないかなと思いました。

それ面白そうですね!というか僕が参加したいです(笑)もしマジシャンじゃなかったら何を目指していましたか?

大学生まで卓球選手だったんですけど、強化指定選手になるまでいっていたのですが、腰とかを痛め右足がずっと痺れていてドクターストップがかかってしまったんです。
それがあって家で暇を持て余していたことがあって、そうだあの時好きだったマジックをやってみようと思ったのが、今の自分に繋がっています。もしケガがなければ実業団が決まっていたので卓球選手になっていたんじゃないかなーと思いますね。

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